あの日の新聞配達、銀色の指輪を落とさなきゃ、歩香の秘密知れなかった。


それさえもラッキーと思ってる、自分がいた。



他の女とは違った雰囲気を持った歩香。

ほんの少しだったが、興味があった。






俺は朝、新聞配達。バカでかい家、神無月家へ向かっていた。




お気に入りの指輪をなくした俺はかなり不機嫌だった。