教室に来てみたら、やっぱり他に誰も来ていなくて、私たちが1番だった。
席は昨日、適当に座った場所にそのまま決定してしまったので、私は窓側の1番後ろ。
龍斗は私のとなりで、朱雀は私の前という、完全に2人に守られた席順となった。
まあ、これはすごくありがたい事だけど。
担任の先生は、30代半ばの熱血教師で、須藤先生。
名字を聞いただけで、格闘家を想像しちゃうけど、須藤先生はイメージを裏切らなかった。
なんと、毎年1年F組の担任を受け持っているらしい。
なぜなら、須藤先生は、さまざまな武道を極めていて、毎年ヤンキーを相手にしているからだった。