「あーあ…竜雄なんであんなに追い出そうとしてたんだろ」



「原くんには原くんの理由があるからさ」



渋々頷く七海。




「今日は絶対電話してやらないし」



はいはい電話するのね




呆れ気味に思いながら改札が視界に入る。




「じゃ、また明日ね」




切符を買って戻ってきた七海に言うと、




「今日はありがとねー」



と言って帰っていく七海。



さ、帰ろうと思って振り返ろうとすると



肩を叩かれた。