ガツンッ 鈍い、そんな音があたし坂枝秋穂の高校2年生最初の朝の目覚めだった。 「いった~」 どうやらベッドに頭をぶつけたらしい。 おでこをさすりながら部屋から出ると、 チャラチャラしたイケメン弟野郎、大希がちょっと前とは違う制服でいる。 「あんたほんとに高校よく入れたよね」 「お前だってよく進学できたよな」 それは自分でも思うけども!