セリアの荒々しい声が

響き渡る。


「おい!警備兵

 ここのドアを打ち破れ。

 さらにこの部屋から

 彼女を出すな。

 誰か出て来ようものなら

 いっそのこと全員殺してしまうのだ。」


「こっ、殺す!?」


俺があまりの驚きに

大きな声を出してしまう。