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「空斗。

 うたちゃんのこと 頼むよ。」


「ああ。」


「詠さん・・・。

 連れ戻してください。」


「ああ。」


「柿木 お前はここぞという時に

 やってのける男だろう。

 がんばってこい。」


「ふっ。ありがとうございます。」



そう。

俺は今から飛行機に乗る。

そして・・・詠に会いに行く。