入院してからしばらく立った日の午後、大好きな’’四季’’の曲を聞いていると、初めて夏輝以外の訪問者が来た。

「こんにちは、君が夏輝の彼女?」

私は頷くと、

「はじめまして、この病院で主に外科系を担当している白河晴飛です」

「俺は、主に小児科担当の朝倉亜樹」

「俺は、眼科、耳鼻科、皮膚科などを担当している日向真冬です」

私が固まっていると、

晴飛先生が、

「あれ?夏輝から聞いてないのかな?俺たちは4人でこの病院を経営してる。ちなみに夏輝は内科系を担当してる。俺ら結果的には全部の科診れるんだけどね」