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「家族ねぇ…
近藤さんはお父さんでー、
山南さんはお兄さん?
沖田はドドドドS鬼畜クソ兄貴でー←
平助は弟でー、
原田は近所の人A、
永倉は近所の人B、
山崎は近所のおばちゃんでー、
…んじゃ、土方はお母さんか。」


あたしがうんうんと頷きながら言うと、


「…何で俺だけ余り物みたいになってんだよ。しかも、性別かわってんじゃねぇか。」


原田と永倉と山崎は
家族でもねぇし←沖田の事はスルーw
と、土方は顔を引きつらせた←


「男しかいないんだから仕方ないだろ。どんだけ父&兄&弟を作るつもりだ、
…あ、弟は平助限定な。
もしくはペットでも可←」


「…お前は平助を何だと思ってんだ…」


「犬。もしくは…」


もしくは、ポチ。と続けようとしたら、
…いや、もういい。
と、土方は溜息をついた。


「…溜息をつきたいのは、
あたしの方なんだけど←」


はぁぁぁぁぁぁぁーーーー……。と、
あたしは土方に負けないくらいの
なっがーい溜息をついてやった←
すると、


「あ"?テメェに溜息をつかれる筋合いなんざねぇよ。」


眉間にシワをよせて、
こちらを睨んでくる土方←


…そんな顔してたら、
シワ取れなくなりますよー
と、嫌味を言ってやりたかったが、
今はそれより大事な事がある。


土方の態度に
あたしは顔を引きつらせた。


「…筋合いも何も現実を見ろ土方。
自分のやっている事を確認しろ土方。」


あたしが睨み返すと、


「あ?何もおかしな事はしてねぇが。」


平然と答える土方。


…。


「お前はいいかもしれないけど、
あたしが良くないんだよ!!!
心臓が持たないんだよ!!










関節が変な方向に曲がりそうで!!←」









いつ骨がおかしくなるかと
心拍数の上昇が半端ないんだよ!!
と、あたしは土方の肩をゆらした←


「あぁ?自分でどうにかしろよ」


そう。
しれっとそう言う土方は、
未だにあたしを抱きしめたまま
離そうとしないのだ←


「どうにかじゃねぇだろ!!!
テメェが腕を外さないからいけねぇんだろーが!!早く腕を離せ!!
あたしを解放しろ!!」


「…何、テメェ恥ずかしいのか?」


土方がニヤッと口角を上げた。


…。


「違ぇええええええええええ!!!!!
何勘違いしてんだ、この自意識過剰野郎がぁああ!!!!!」


「んな、顔真っ赤にしていわれてもなぁ?説得力ないぜ←」


んなもん、テメェがイライラさせるからだろーがぁ!!!!


余裕綽々としている土方に、
さらにあたしのイライラ度はUP←


「うぜぇ!超うぜぇ!!離せおらぁ!」


あたしがこれでもかともがくと、


「んじゃ、離してやるよ。」


パッ


「へ?」


急にきた解放感とともに、


ドンッ


「ったぁ!!!」


背中に痛みが走った←


急に土方が腕を離したため、
勢いよく畳に背中から倒れたのだ←


帯や何やらがお腹に食い込んで、
物凄く痛い←