「はぁ!?プロポーズぅ!?」 学校祭代休。 世間では週明けでバタバタしているなか、わたしはチエを誘って駅前のカフェに来ていた。 やはり平日。 店内はガラガラだ。 だからチエの声が余計に響いて、数少ないお客さんが何事かと見てくる。 わたしは慌ててチエの口を塞いだ。 「もう!大きな声出さないでよ!」 こくこくと頷いたのを確認して手を離した。