「柊、いるか?」





玲くんは人の家にも関わらずズカズカと家に入っていく。





「あ?玲?!」





お兄ちゃんは驚いている。





「姫華・・・助けてきた。」





わざわざ助けてきたと言い替えて言ってくれた。





「姫華、どこをうろついてた?」





お兄ちゃんの声が急に低くなって、初めてお兄ちゃんを怖いと思った。





「秋庭公園」





私が言うとお兄ちゃんは眉間に皺を寄せる。