今までの生活と違う私には助けを求めることも、抵抗することも出来なかった。





ことの重大さに気づいていなかったのだ。





今、必死になって手がかりを探している白夜のこともこれから起こる最悪な事態も・・・





「白夜が必死になって探してるそうです。」





「ビンゴだな。」





顔に傷のある男の声がドアの向こうから聞こえた。





ベットに手錠で繋がれている私はただ、ない頭で今の状況を必死に理解しようとしていた。





手錠で繋がれているところで危険なのは分かる。