「オイ!女子スカートひざ下10㎝」
ズンズン…
「生徒が廊下の真ん中を歩くな!!」
ドンッ!!
「おまえどこを見て歩いてっ…」 ずぅん…
「おっ…おまえっ先生になんだその目付きは!」
ギンッ
じっ
じぃぃぃ
じィィ
「ゴホン」
「…」
「…先生汗がすごいですけど大丈夫ですか?」
ピトっ
「ひイっ」
「いっいいから行きなさい!!」
ざわざわ
「すげー…あの鬼川に勝ちやがった…」
「あの子『絶対零度の雪女』とかいって睨んだ相手を凍らせるらしーよ」
「触ると凍傷になるとか…」

カッ
ビクッ!
「嫌だ!!まだ死にたくない!!」
「たすけて──っ!」

「……」

いつもこうだ…
皆に逃げられる…