ケータイ小説 野いちご

The Story~恋スル君ヘ~

Boys Side
ケンタside

俺は、周りを見回す。
・・・確かめたくて。



あいつが来てるか。



あいつっていうのは・・・
同じクラスの立原 すもも。


去年から、俺、吉野 賢太は、
立原 すももに、ベタベタに惚れてる。





絶対、言わないけどな。
ってか、言えねぇ。



賢太はシャイすぎるって、よく言われる。
男子テニス部のみんなが認める照れ性。



・・・別に認められても嬉しくないけど。





1年の時からペアを組んでる原沢にも。



『サーブ決めたくらいで照れるなよ』

『勝ったからって照れるなよ』

『いいボール来たからって照れるなよ』




けっこうあいつ、言いたい放題だ。




俺と大して変わらない内気さの原沢。
そのくせ、ちゃっかり彼女持ち。



お相手は、立原の部活仲間、三峰 夏帆だ。



・・・ったく。



だけど、余計なお世話。
俺は、この生き方が気に入ってる。


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