ケータイ小説 野いちご

嘘と微熱と甘い罠

本音と建前


何日も前からしていたドライブの約束も

昼休みに誘われたデートの約束も

急な残業、会議、出張でドタキャン





「仕事だし、仕方ないよね」





頭でわかっていても

本音はやっぱり寂しくて





「私ってなんなの? 寂しいよ」





その言葉を何回飲み込んだだろう





「ごめんな…?」





そう謝られるたびに私は嘘をつく

だから私は

嘘をつくのが上手くなった





あの日のことも

これからのことも

いつも通り

うまく隠せると思ってた




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