「、眩しっ……」



一瞬、眩しさに目を瞑るがそっと目を開けてみる。



「……何、ここ?」


「何って、屋上だよ?」



まぁ……そうだよね。


階段登って登って、最終的に扉があったんだもん。


そこを開ければ屋上だよね。



でもさ。



「……ここって本当に屋上?」


「もぉーーっ!ほんとだってば!!」



莉都が少しプンプンしながら言う。



「いやでも…私物化し過ぎじゃないの?」



屋上って公共の場所のはず、だよね?


というか学校がそのはずなんだけど。


ここにはいくつかのソファに机……そして何故か冷蔵庫なんかもあるけど。


明らかにもう公共の場所ではないよね。



「まぁまぁ、細かいことは気にしないの!」



そのまま手を引かれて私はソファーの一つに座った。



「ちょっと待っててね!」



そう言って莉都は冷蔵庫の方へ行った。


がさがさしてるけど……何してるんだろう?