-希望side-



それから、あたしたちは協力者として過ごしていた



今日は、屋上にて情報交換をする日






「どう?まだ、証拠は掴めそうにない?」







「そうね…」








正直難しいわ






佐川香織は絶対に自分の手を汚すことはしない






何か言われた時に自分は関係ないと言い張るつもりなんだろう







今ここで、あたしが、いじめを告発したとしても、首謀者である佐川香織だけが罪から逃れることができてしまう







それが一番ダメなことだから