嵐の夜、人魚姫は海で溺れていた王子様を助けました。

彼に恋をした人魚姫は魔女のところへ行って、
「人間になりたい」
と、お願いしました。

魔女は言いました。

「脚を与える代わりに、お前のその美しい声をもらおう」

人魚姫は声と引き換えに、脚をもらいました。

人間になった人魚姫は王子様のところに行きましたが、王子様は隣の国のお姫様と婚約していました。

そのことにショックを受けた人魚姫は海へ身を投げて、海の泡となって消えました。