ケータイ小説 野いちご

何度でも君に恋をする

1章
引っ越し

───朝だよ! 起きて! ほら早く!


キャラクターの音声付き目覚まし時計が鳴った。

好きなキャラの音声目覚ましなら気持ちよく起きれると思って買ったのに効果ゼロ。



布団から顔を出しうるさく鳴り続ける目覚ましのアラームを解除した。


「うっそ!?もうこんな時間!?」


時間は7時30分。

いつもは7時40分に家を出て学校へ向かう。
なのにあと10分しかない。


「お母さん!なんで起こしてくれなかったの?」


制服を着た私は母にむくれながら文句を言った。


「何回も起こしました!
千花ってばいくら声掛けても揺すっても起きないんだから」


テーブルにドンッと生卵とご飯が置かれた。


「これ食べてさっさと学校行きなさい!」


卵かけごはん、だ。
通称 TKG.

私は慌てて卵を掻き混ぜご飯にかけた。


お粥みたいになったTKGを流し込み髪をセットした。



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