<休み時間>

私は、三人のオーラと群がる女子にたえかねて、亜美ちゃんの机に逃げた。

美月「亜美ちゃん〜!せっかく三人がいるのに緊張と人ごみで話せないよー!」

亜美「仕方ないよー!

赤井 連(あかいれん)は中学のバスケ部で
全国優勝チームのスタメンだし。

白馬 光(はくま ひかる)は中学で成績学年トップだし。

青木 葉 (あおき よう)は中学のミスターイケメンコンテストで、もちろん上位三位はあの三人だけど、その中でも一位!

なんだから。」

亜美ちゃんは自分のことのように自慢げに語った。

「へー!亜美ちゃんくわしい!
それにしても、男子まで集まって来たんだよ〜?
ここの男子はゲイなの?ねぇ!」

別に、ゲイに偏見があるわけじゃないけど!

「男子の狙いは…
美月ちゃんだよ!」

亜美ちゃんは私たちの周りでソワソワしている男子をみながら言う。

「そんな、まさかぁ!」


「なにはなしてんの?」
噂をすれば連君が話しかけてきた。

「わっ!」

どうしよ、蓮君だ。

「な、なんでもないよ?」

話題なんか吹っ飛んで、応えるので精一杯。

「男子が美月ちゃんに集まってくるって
話!」

亜美ちゃんは可愛く笑って
普通に話せている。

「亜美ちゃん〜( ̄ー ̄)」

私の変な顔をみて、蓮君は
ぷっと吹き出した。

「確かに君、可愛いね!
美月ちゃんっていうんだ?」

「可愛くないよっ!」

「そうかな?俺は君のこと可愛いと
思ってるけど…美月ちゃん。」

私の顔を覗き込んでくるので、
私の顔に熱が集中する。

「美月ちゃん、顔真っ赤!」

「亜美ちゃん、からかわないでー!」