「隼人、ごめんね」




サークルの帰り、入ったカフェで美優は俺に言った。

突然の謝罪に戸惑う俺。

謝られると、逆に思ってしまう。

俺は美優に何か悪いことをしたのではないかと。

だが、美優の口から飛び出した言葉は、俺の想像を超えていた。





「白浜先輩に、隼人のタオル、取られちゃった」



「……え!?」




俺は穴のあくほど美優を見つめていた。