「はぁぁ」私がため息をつくと、
前の席で中学のときから仲のいい櫻井美子
が私の顔をのぞきこんでなにかあったの?
って聞いてきた。

私は今日の朝あったことを話した。
すると美子はニヤケた。
ちょっ。美子?!何ニヤニヤしてんのよっ!
あ!ごめんごめん。
あん時いらいだよね、穂乃加が男と
まともに話したの。
そーだね。

あたしは思い出したくもない過去にいつまでも
囚われてあの恐怖が忘れられない。
あの時、美子がきていなかったら私はもう
ダメだったかもしれない。
私は美子が親友で良かったよっ!
ありがとう美子!