「なーんてことがあってさ~。」 「へー、そりゃ藤堂の行動も分かんなくないな。」 「その度にさー、私が止めて~。」 西とは、本当によく話すようになった。 陽のことは、美子の他に唯一喋れる人だし、さくらちゃんのことも教えてくれる。 その話じゃなくたって、 最近はどうでもいいこと、面白かったことなど他愛ない色んな話をするようになって、お互いのことがよく分かって来た。 意外と音楽の趣味と、好きなマンガも被った。