悪魔は言った。

「こいつをやっちまえ」

「とっとと片付けてしまおうじゃないか」

「ここは俺様の縄張りなのだ」

天使は言った。

「皆さんで仲良く過ごしましょうよ」

「ほら、悪魔さんも御一緒に…」

「こっちへおいでなさい」

悪魔と天使とは、
どうしてこうも違うのだろうか?

いつ、誰が決めたのだろうか?

悪魔は天使だったかもしれないし、
天使は悪魔だったかもしれない。

今日も私は
三人共に前に進むのである。

天使と悪魔と私は、
常に一心同体である。