田中?
どの…田中?
まさか、私って事は…ないよね?
あるわけない。
こんな存在感のない地味子を誘う人なんて…いるわけない。
なんて思ってたら、
「田中さんっ!屋上で食べよっ!」
木戸に、とびっきりのスマイルで言われた。
そして、グイグイ引っ張られる腕。
って…。
田中って私!?
ええええぇ!
なななな、なんで!?
パニック状態になりながらも、素早く食べかけの弁当箱を閉じ袋に入れ直す。
そこで、女子からの痛い視線を受ける。
見なくても分かる怖い目線。
きっと睨んでるんだって想像がつく。
…いつもは、気付かれなかった私だけど、皆に睨まれるぐらいに存在に気づいてもらって、なんとなく嬉しかった。
(Mじゃないよ?)
思わずこぼれそうな 笑みと、卵焼きを押さえ、木戸の後をついていった。
どの…田中?
まさか、私って事は…ないよね?
あるわけない。
こんな存在感のない地味子を誘う人なんて…いるわけない。
なんて思ってたら、
「田中さんっ!屋上で食べよっ!」
木戸に、とびっきりのスマイルで言われた。
そして、グイグイ引っ張られる腕。
って…。
田中って私!?
ええええぇ!
なななな、なんで!?
パニック状態になりながらも、素早く食べかけの弁当箱を閉じ袋に入れ直す。
そこで、女子からの痛い視線を受ける。
見なくても分かる怖い目線。
きっと睨んでるんだって想像がつく。
…いつもは、気付かれなかった私だけど、皆に睨まれるぐらいに存在に気づいてもらって、なんとなく嬉しかった。
(Mじゃないよ?)
思わずこぼれそうな 笑みと、卵焼きを押さえ、木戸の後をついていった。