あれから半年が経った。



「奈緒、行ってくる」



「行ってらっしゃい」



“何時に帰ってくる?”そう聞くと。



「あー、今日会社の飲み会あんだよな。ちょい遅くなるかも…」



眉を下げた大智さんに。



「そっか…、分かったよ。待ってるね」



笑顔を作ると。



「んな顔すんなって、行きたくなくなるだろ?」



“帰ったら色んなことしてやるよ”そう言って、あたしの顔を真っ赤にさせ仕事へ向かった。



「色んなことって…」



エロイことを想像してしまうのは、あたしだけだろうか…。