ここは個室。
しばらくの間、大智さんは個室で入院することになった。
目が覚めた時、大智さんはすぐにあたしの名前を呼んでくれて、“ただいま”…、そう言ってくれた。
お姉さんは何度も大智さんに、“ごめんなさい”…、そう謝り陸斗くんは、“大智にーにーありがとう!!”と最高の笑顔を見せてくれた。
あたしは3人の姿を横で見て、もしかしたら詠二が助けてくれたのかな…、そう思ったりもした。
あたしが悲しまないように…。
ふと、窓から見える青い空に目をやった時。
奈緒ちゃん、僕はもう君を守ることができないけど、大智さんなら君を守ってくれると思うんだ。だから幸せになって、奈緒ちゃん。
詠二の声が、聞こえた気がした。
詠二…、今までありがとう。あたし、幸せになるね。でも詠二のことは忘れないよ。詠二からもらった、たくさんの愛。あたしの大切な思い出として、ずっとずっと心にしまっておくから…。詠二を好きになれて、良かった…。
心の中で、お空にいる詠二に話し掛けた。
しばらくの間、大智さんは個室で入院することになった。
目が覚めた時、大智さんはすぐにあたしの名前を呼んでくれて、“ただいま”…、そう言ってくれた。
お姉さんは何度も大智さんに、“ごめんなさい”…、そう謝り陸斗くんは、“大智にーにーありがとう!!”と最高の笑顔を見せてくれた。
あたしは3人の姿を横で見て、もしかしたら詠二が助けてくれたのかな…、そう思ったりもした。
あたしが悲しまないように…。
ふと、窓から見える青い空に目をやった時。
奈緒ちゃん、僕はもう君を守ることができないけど、大智さんなら君を守ってくれると思うんだ。だから幸せになって、奈緒ちゃん。
詠二の声が、聞こえた気がした。
詠二…、今までありがとう。あたし、幸せになるね。でも詠二のことは忘れないよ。詠二からもらった、たくさんの愛。あたしの大切な思い出として、ずっとずっと心にしまっておくから…。詠二を好きになれて、良かった…。
心の中で、お空にいる詠二に話し掛けた。