あなたが吸ってる
Marlboroのアイブラ。
あなたがつけてる
スカルプチャーの香水。
あなたが持ってる
アルマーニのお財布。
あなたがくれた
ミントのガム。

私、あなたのこと全然知らないよ。
もっともっと教えてよ。

よく病んでると心配してくれたよね。
『大丈夫?』って。
大丈夫じゃないよ。
あなたのこと考えると、
辛くて苦しくて
胸がはりさけそうになる。
けど心配かけたくないから
いっつも『大丈夫』って答えるんだ。
そしたら、
『空美の大丈夫は大丈夫じゃないよな』
って。
なんでそんなことわかるの…?
嬉しいけどさ…
好きじゃないなら優しくしないで…
って何度も思ったよ。
その優しさが
私を辛くさせてるんだよって。

私ね、
太陽にピアスあけてほしいって
頼んでたんだ。
でも忘れるために
友達にあけてもらった。
それでもだめだった。
そんなことしても無駄なのに
ばかみたいでしょ?笑
それくらい、
あなたの存在は
とても大きかったの。