その夜。


「たっだいまー!!」


バタンっとすごい音がしたと思うと


リビングにひょこっとお姉ちゃんが顔をだした。



「のあ!おかえり!」


お父さんが嬉しそうな顔をする。



「おー!マイファーザー!久しぶりだねー!」



お姉ちゃんは両手にどでかい持ち物を軽々と持ってこっちへ来た。


…怪力女ってこの人じゃない?


なんて思いつつも

久しぶりのお姉ちゃんにあたしも嬉しくなる。



「お姉ちゃんおかえり!」


「めいー!たっだいまー!聞いたぞ?!1人暮らしなんて!すごいな!頑張れよっ!」


「うん♪」


お姉ちゃんはあたしの頭をポンポンとする。


「あれ?お姉ちゃん背伸びた?」


「そう?」