「た…ただいま…はぁはぁ…」


走って帰ってきたため息がきれてます。


「おかえり。息きれるほど急いで帰ってきて…。そんなに晩ご飯作りたかったの?」


「違うの!もうなんか、いろいろありすぎて走っちゃったの!」


「うん。よく分からないけどよかったよ。もう晩ご飯作ってたから」


「あ、ありがとう。今から手伝うよ!」


「ううん、もうできるし。走ってきて汗かいてるじゃん。お風呂先入ったら?」


うわー。こんなときまで優しい。


「ありがと。じゃあお言葉に甘えます…」

「はーい」


あたしは着替えを持ってバスルームへ向かった。