恐る恐る、卒業アルバムとか開いてみる。
昔のあたし。
昔のあなた。
何故かあたしは悲しくなって、意味もなく泣いた。
ゆっくりとアルバムは閉じて元に戻す。
開かなければ良かったとか後悔しながら。

たまに夢を見る。
あなたの夢を見る。
あなたは昔と何ら変わらず、あたしは決まってあなたの事が好きだった。
まどろみの中、あなたの隣にまだいたくて無理矢理寝たりしてみた。
でも結果は変わらない。