親や警察、そして減ってしまったクラスメイトたちに今まで起きた全てのことを話した。


皆、あまりにも突飛で非現実的な話に驚きが隠せない様子だったが、親は違った。


親は説明をする前に家の中がボロボロになっていたことに関して、こっぴどく怒られた。


それからの説明は一番辛かった。


案の定、さっきまでとは違いすごく心配していたが…。


無事にこのゲームで死んだヤツらの葬式も終わり、一段落したときには二週間過ぎていた。


ゲームもオレが生きた中の思い出の一つだ。


だから、ダンボールの中にゲーム関係の思い出の物を入れることにした。


「オレが信頼していたヤツらは皆離れてしまったな…。これからどうしようか。」


主催者が誰なのか暴く、という目標がなくなった今私立にいる理由がなくなった。


そういえば、オレ実際に三浦百子に会ったことないんだった。


一度でいいから会いたかったな…。


そう言いながら、最初の頃に夢と現実を整理するために書いたノートや将棋の駒、伊藤翔の親から貰った伊藤翔と三浦百子が写っている写真
などをダンボールの中へ入れた。


色々な思い出の物を入れている途中で、いつの間にか深い眠りについてしまった。