ケータイ小説 野いちご

人間ゲーム

【第3章】私立の高校
校舎見学



さて、転校はしたものの、どんなゲームをするのか具体的には決まっていない。


生徒たちが本性を出すような‥。


そんな命がけのゲームをしてみたいとは思うけれど、どんなゲームにしようか。


オレって、後のことを考えずに行動するところがあるよな‥。


自分の性格に少し嫌気を感じたとき、あることに気がついた。


「お!いつの間にか三階に来てしまった!!」


考えながら階段を上っていたから、二階の職員室に行くつもりが、上りすぎてしまった。


確か三階は、音楽室や美術室などの教室があるとパンフレットに書かれていた。


来てしまったし、見てみるか。


そう思い、三階の廊下を歩き始める。


「思っていたより、色々な教室があってこの学校は便利がいいな。」


ゆっくりと歩きながら、頭の中に場所を刻みこむ。


音楽室を通り過ぎ、美術室を通り過ぎた。


そして曲がり角を曲がると一つだけ教室があった。


「なんでここだけ‥。」


看板は色あせていて見えず、最後の【室】だけがギリギリ読み取れるぐらいだ。


なぜか気味悪く感じる。


恐る恐る入ってみると、もう何年も使われた形跡はなく、あたりは蜘蛛の巣やホコリでいっぱいだ。


思わずゴホゴホと咳き込むオレ。


もったいないな‥。


オレの部屋にしたいぐらいだ。


「部屋?‥‥あ!」


いいことを思いついた。


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