朝になり、いつもより早く起きてしまった。


「あ、そうか。夏休みだっけ。」


すっかり夏休みだということを忘れていた。


なんでオレはいつも落ち着きがないんだろうか‥。


ヒドく落ち込みながら、再びベッドに横になる。


フニャー。


「ふにゃー?」


鳴き声のする方向を向くとショコラがオレの携帯電話をくわえて座っていた。


いつの間にオレの携帯電話を!!?


しかもなんでショコラがここに!?


バッとドアを見ると開けっ放しだったようで、そこからショコラが入ってきたのだと理解した。


「ショコラ‥、あれ?オレの携帯電話光ってないか?」


ショコラから携帯電話を奪い確認してみる。


やっぱり誰かがメールしたのか。


「きっと翔だな、日にちでも連絡してきたんだろう。」


ため息をつきながら確認してみると、登録していない人らしく、名前ではなくメールアドレスが表示されている。


まぁ、読んでみるかな。


メールの内容を読んだ瞬間、頭が真っ白になってしまった。