私、藤堂結衣は今日から通う蝶華学園の門の前に立っている。

面倒だから蝶華っていう私の通り名が使われていることは無視して…

私がどうして高校に行くかを説明するわ。

私の恩人…蝶華学園の理事長こと西野海陸に言われてこの学園に来た。

ほんとは高校になんか行けなかったし行きたくもなかった。

行けなかったっていうのは別に貧乏だからじゃない。

お金なんて有り余るほどある。

まぁーまた今度分かるから…今は待ってね。

行きたくないっていうのは面倒だから…

でも海陸が…

『青春は人生に一度だぞ!高校は行かな人生の半分は損しとる!だから俺の学園に来ないか?いや!来い!男子校だから華がなかったんだ!丁度いい!結衣と毎日会えるなんて幸せすぎる♪』