「ふわあぁ~…」 『恭汰くんは明日からウチに住みます』 その明日が今日、つまり土曜日。 私は寝ぼけ眼の目を擦りながら、洗面所へ向かう。 部活をしていない私は、だいたい8~9時頃にのんびり起床する。 ………てか、ほんとに今日から…佐倉先輩がウチで暮らすの? あれ、まさかリアルな夢? 未だに信じられない私の目に、現実を突き付ける光景が目に入ってきた。