歩夢side


『歩夢…ママのお友達の栄治(えいじ)おじちゃんだよ』



4歳の時…

お母さんから紹介されたのは、顔の怖いおじさんだった。




『歩夢ちゃん、こんにちわ♪これからヨロシクね!おじさんの子供を紹介してもいいかな?慶太だよ』


おじさんの隣には、チュッパチャプスをくわえた同い年くらいの男の子が立っていた。

かなりの人見知りだった私は、お母さんの後ろに隠れて、なにもできないでいる…





するとその男の子が、私に近寄って来て・・・



なでなで。

っ!


私の頭を撫でてきた。

そして…