「やっほぉー神様じゃ!」

気がつくと、白い光の中にいた。

隣には徹がいる。

「ん?その様子だと決まったようだな。」

「あぁ。」

「そうか、んで、どうするんじゃ?」

「交換は…しない。」

「え?」

「ほぉ。それだと、ここでの記憶が消えるだけじゃなぁ。まぁ、それでいいのか?」

「神様っ!お願い!あたし達の記憶を消さないで!」

「はて…あぁ、そうゆうことか…。
でも、ダメじゃ。
わしがこうして出会わせたから結びついた2人。
よって、地上では、出会うことはなかったということ。
だから、ダメなんじゃ」

「そんな…」

ヘタ…と倒れこむあたし。

「じゃあ…記憶がなくても結びつけばいいんだな?」

「はて?どうゆうことだ?」

「記憶は消してもいい。だが、俺等が記憶をなくしても地上で出会い、結ばれたら、記憶を戻してくれ!」

「ほっほっほっ無理に決まっとる」

「無理ならいいだろ?」

「んーよし、それならいいぞ。どうせ無理だも思うがな。まぁ、それはおいといて、そろそろ時間じゃ。」

「徹…」

「柚奈…必ず見つけ出すから。」

「うん!待ってる!」

「おぅ!」

そう言うと、白い光がパァーともっとあかるくなった。

別れ…の時間かな?

徹…

大好き。

だから絶対に見つけてね。