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極上ラブ ~ドラマみたいな恋したい~

プロローグ
12  ドラマみたいな恋してた?



「龍之介!! テーブルの上、片付けて!!」

「さっきから、うるさいなぁ。そんな慌てなくても、まだ時間はあるって」


今日の私は、朝から大忙し。


一週間と言うのは早いもので、あれよあれよしている間に清香さんが来る土曜日になってしまった。


今日のランチメニューも、昨日決まったばかり。


なるべく上手に作れるものの中から、パスタの定番カルボナーラとミモザサラダ。パンだけは早起きして、お気に入りのパン屋で焼きたてのパンを買ってきた。


車の運転が出来ない私は、龍之介をたたき起こして……。


「イマドキその歳で、免許持ってない奴いるか?」

「ごめん……」

「まぁ菜都はおっちょこちょいだし、持ってなくて正解かもな。それにこれからは俺がいる」


なんて、照れもせず嬉しい事を言ってくれるから、ついつい顔が緩んでしまう。


「その顔気持ち悪いから」

「ぶぅ~」


なんて怒った顔を見せても、心の中はポカポカ。


龍之介の意地悪な言葉や態度は、愛情の裏返し。だって龍之介の言葉に一喜一憂する私を見て、すごく愛おしそうな顔をするのに気づいてしまったのだから。


早く引っ越しを完了させて、龍之介のそんな顔をずっと見ていたい。


家でも、会社でも……。

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