あの後私は帰って今日の事を思い出していた。思い出すだけで顔が熱くなる。
「夢…夢…じゃない…」
声に出しても信じられない。
布団に入って早く寝ようとしても寝れない。和哉にメールして見よう。
「今日の事夢じゃないよね?
なんか寝れないんだけど。」
そ…送信!
送信してしまった…
ピロピロリーン
はやっ!
「夢じゃないな。俺もねれねぇ(笑)」
まさか和哉も寝れないなんて。
「一緒だね!羊数えよう!」
私は返信が来るのを待った。
でも1時間たっても返信が来ない。
携帯を握ったまま寝てしまっていた。
ピロピロリーン
メール来たのは朝。
私はすぐ起きてメールを見る。
「ゴメン。羊数えたらマジでねちゃった。」
和哉らしい。ありえそうだ。
「いいよ!うちも寝ちゃったし(笑)」
早速学校に行く準備をして家を出た。
学校に着くと、
「お前ら昨日何やってた?」
と、拓真が喋りかけてきた。
「んー付き合ってた?」
「はぁ?」
「いや付き合い始めたかな。」
拓真の頭じゃ意味が分からないだろう。
「和哉。どういう意味だ?」
「えーと俺が告って付き合ってるって話。」