「最近どうなのよー」


私の目の前の椅子に座って来た。美影は言った


「別になにもー」


私がそう答えると疑いの目を向けてきた。


「怪しい!

だって胡桃最近、いっつもすぐいなくなるし

帰って来たってなんかぼーっと

してるしさ。

もしかして好きな人出来た?」


その言葉に飲んでいた野菜ジュースを噴き出しそうになる


「げほげほっ、

バカじゃないの!

私が好きな人なんか出来るわけないでしょ?」