まだ慣れない。涼平の隣。



あのバスで聞かされた市川さんの言葉に動揺しながらも隣の席になった涼平はかなり優しくあたしに接してくれる。




「この問題は・・・」





当然、授業も頭に入ってこない私はシャーペンをクルクル回しながら全く集中してない。



そんなあたしを見兼ねてそんな声を掛けてくれて優しく教えてくれる。