特に先生に指される事もなく1時間目の授業が無事終わり教科書を机にしまっていると




「有栖川って珍しい名前ね、」




「へっ?」




机から顔を上げると不機嫌そうに腕を組んで私を見つめる可愛い女の子が立っていた




「あ、うん。まぁね」




「まぁね?何でこの私にタメ口なの?」




何で???





「…えっと…同級生だから…?」




「はぁ?あなたの家柄は?」




「家柄…??」




「誰と喋ってるかわかってる!!?」




「……??」




ここのクラスの人は(二階堂くんのことだけど)どうしてこう威圧的なんだろう