「……は?」 「だからねっ、狼谷く……じゃなくて、星哉と付き合うことになったの!!」 「そ、そんなのありえねぇだろ。それに、お前ああいう不良は嫌いだろ?」 「嫌いっていうか怖いから苦手だったの。だけど、星哉は優しいし全然怖くないもん」 「……――はぁぁぁ?お前ら、マジで付き合い始めたの?」 学校に着いてすぐ愁太に昨日の出来事を報告すると、愁太は信じられないという表情を浮かべた。