空気が少し和んだ中で睦月ちゃんを見ると、どこか悲しげな表情をしている



悩みがあるなら言って欲しいし、頼ってほしい




だって、だって、睦月ちゃん...ううん。鈴ちゃんは今日で出来た初めての友達




敵同士かもしれないけど、お互い助けあいたい



そう思って、鈴ちゃんに声をかけようとするとバッと立ち上がり


「もう...平助くんの事、分かんないよっ!」

そう言って部屋を出て行く鈴ちゃん



その瞳は今にも零れそうな大粒の涙



「鈴ちゃん!?」