「いったぁ……」


「ママどうしたの?」


「なんでもないよっ!!」



「もう、おんりする!」


「本当?愛チャンごめんね」



家の階段を上っていると、お腹に痛みが走った。



“もしかして……まさか………”



あたしはお腹を片手でさすりながら、片手で愛の手をしっかり握った。



「ただいま~!!」
「たらいまぁ~!!」



愛は元気よく、そのまま洗面所に向かい手を洗ってた。



―4時20分―



あたしは部屋に入り時計を確認した。



“まだだよな、予定日過ぎるって言ってたしな”




そう思いながらテレビを見始めた愛を確認して夕飯の準備をした。




「愛っ??」



部屋に入ると愛はもうソファーの上で寝ていた。



「疲れたんだね、おやすみっ」




布団をひき、愛を抱き抱えた。



「いった……っ!!」



そのまま愛を抱き抱えしゃがんだ。




――4時50分――



痛みが長く続く訳じゃないが、2人目のせいかこの痛みが何なのか位……



もう、この痛みがなんなのか大体予想ついていた。