side まりあ



燈弥と付き合えて、私は今幸せの絶頂。




「燈弥ー!おはよー!」



付き合って早一ヶ月。


付き合うことに少し慣れてきた私は、前と同じように燈弥に抱きつくようになった。




「はよ。けど離れて」


「ガーン…」




相変わらず、こういうところは変わらない。


でも、それがなんだか居心地よかったりする。




…だけどね。



人ってどんどん欲張りになる生き物だから。



「燈弥ー」



かまって欲しくなるんだ。




「燈弥」


「……」


「燈…」


「…ったく、しょうがねぇな」





燈弥は私の頭を引き寄せると、触れるだけのキスをした。




その瞬間、ボッと火がついたように熱くなる体。




「大人しく待ってろ」




人差し指で私の額を軽く弾くと、準備の続きを始めた。




「〜〜〜〜っ!!」





あぁ、もう。


大好きすぎるよ。