ケータイ小説 野いちご

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俺の女に何か用?ですか、、?

序章〜わかってる~
2羽~知ってるわ、そんなもん。〜

2羽~知ってるわ、そんなもん。〜






“ふ、、、ざけんなよ!?”


ドカッ


痛っ、と呻く声が聞こえた。


ウチは相沢 紫葵(あいざわ ちな)


今日、高校の入学式にいってきた。


案の定、ガリ勉の集まり。


それに、、、。慣れてるけど


明らかな、批難の目


、、、、まぁ、いいけど。


あ、そうそう。


苦しそうな顔してるこいつは


さっき、肩をぶつけてきた奴。


チャラチャラしててさ、髪もプリン


になってるし、かっこ良いとチャラいを


はき違えんなって感じ


思いっきり、壁ドンしてやったら


ビビっちゃってさ(笑)


はぁ、、、。くだらねぇ


“ほら、どっかいけよ。”


乱暴に突き飛ばすと


『ひ、、ごめんなさいっ』


よろけながら、走ってっちゃった。


“ぷっ、、、なにあれ”


今まで、バカな男はたくさんみてきた。


ほとんど、体目当てだろうけどさ


ま、、、チャラいのは私なのかも。


そんな事を思いながら、ふと


自動販売機の方を見る。すると


ゴトッ!


あー、、、。ありゃ、パシリか。


みると両手で、4.5個ほどのジュースの


缶を頑張って持っている男子が見えた


上履きの色からして、同じ新入生だろう


そこそこ、近いけれど下をうつむいた


まま、慌てているので顔は見えない。


そいつは、哀れになるほどに何度も


缶を落としてしまっていて


その中のいくつかは、もうボロボロに


なってしまっている。


“、、手伝う?”


ウチにしては、優しい口調で


言ったはずなのに


『あ、、、ぇ、、、。』


口をモゴモゴさせて


さっきの男みたいに


走っていってしまった。


、、、へんなの。


維持を張ってみたけど、やっぱり、、


“、、、ムカつく”


誰だって人間なら、露骨にビビられれば


そう、意図的にしてないとすれば


尚更、今の反応は傷つくだろう


“はぁ、、、。”


ため息をつきながら、空を見上げた。


“、、綺麗だなぁ、、お前”


つい、男口調になりながらも


人には聞かせられないような事を


つぶやいた。


空は、、、本当に綺麗。


たまに、今の様にふと空を見上げたく


なる時がある。そういう時は、素直に


見てしまう自分がいる。


高校生活一日目の今


私になにが待ち受けているのか


それは、私のため息とともに


風に乗って空に飛ばされていった。
























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