ケータイ小説 野いちご

冷酷社長の極上の愛

1.社長秘書になりました
②残業は甘い時間

「・・・まだ帰らないのか?」

今日の業務を終えた宗吾が、

眉間にしわを寄せ私に問いかけた。

・・・

『仕事は独りでするもんじゃない』

そう言われてるのに、

あの山の書類の整理を一人でするなんて、

言えるわけもなく。

・・・

私は作り笑いを浮かべ、

宗吾にウソをついた。

「これが終わったら帰ります」


「…どれくらいかかる?」


「…10分もあれば」


私の言葉に納得したのか、

宗吾は頷いた。


「そうか…それならいい。

気をつけて帰れよ?」



「…はい。お疲れ様でした」

微笑み頭を下げた私に、

ポンポンと・・・

優しく頭を撫でられ、

不意打ちの事に、顔が赤くなる。

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