ビキニに着替えるまではどうなることかと思っていたけれど、

なんとか樹先輩から逃れて1人で着替えることのできた私はすでに生みに入っている2人と合流していた。


「つめたぁい、気持ちいい!」


綺麗な海に入るとヒヤリとして心地いい。


遠くでは海と空の青が混ざり合い、飛行機雲が線を引いている。


「亜美!」


樹先輩に呼ばれてそちらを向くと、スイカ柄のビーチボールが飛んできた。