そして次に狙われたのが曽野宮君だった。
私は勝俣に曽野宮君だけは狙わないでほしいと何度も頭を下げた。

「あの人だけはやめてください!お願いします!」

「……まあお前のおかげで44チャンネルは生まれたっていっても過言じゃないからな。曽野宮は助けてやる、そのかわり……」

勝俣が再び条件を出した。
それは『汐見麗の自殺』だった。